<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会>◇21日◇ヘルシンキ・アイスホール◇ペアショ…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会>◇21日◇ヘルシンキ・アイスホール◇ペアショートプログラム(SP)

【ヘルシンキ=松本航】愛称“ゆなすみ”の長岡柚奈(20)森口澄士(すみただ、23)組(木下アカデミー)が5位につけた。

自己ベストまで3・99点の67・53点にとどまったが、70・40点で首位のハゼ、ボロディン組(ドイツ)とも2・87点差。長岡は「ミスが2つあった上で(自己ベスト)3点下ぐらいだったので『まだいい方なんじゃないかな』と思います。前回落としたリフトのレベルも、しっかり(最高の)4で取れていた。そこは良かったかなと思います」と前向きに振り返った。

2人合わせて跳ぶ3回転ループで森口が氷に手をつき、最終盤のスピンで長岡が乱れた。森口のミスは「澄くんが手をついていたのに気づいていなかった」と長岡がほほ笑み、長岡のスピンには察知した森口が「頑張れ~!」とさけんだ。

ペア結成3季目。成長著しい2人はミスがありながらも、スロー3回転サルコー、レベル4だけでなく2・20点の加点を得たリフトなどで見せ場を作った。

フリーは21日に行われる。目標はGPシリーズ初となる表彰台。森口は「明日はもう、ミスなくできるようにしたい。ジャンプもしっかり決めて、細かいとこでミスしないように、1つ1つを大事にしていけたらなと思います」と誓いを立てた。