プロボクシング元WBA世界バンタム級王者で現WBC世界同級2位の井上拓真(29=大橋)が劣勢気味の勝敗予想にも動じなかっ…
プロボクシング元WBA世界バンタム級王者で現WBC世界同級2位の井上拓真(29=大橋)が劣勢気味の勝敗予想にも動じなかった。24日、トヨタアリーナ東京で同級1位那須川天心(27=帝拳)と対決。興行を生中継するAmazonプライムビデオ独自の勝敗予想で井上の勝利(35・7%)よりも那須川の勝利(64・3%)が高い最終結果になったことを受け、井上は「この戦いが決まった時点でモチベーションは最高潮。予想は他の方が楽しんでやってくれれば。自分は気にしていない。ここでしっかりと勝って、世間をあっと言わせたい」と平常心を貫いた。
24年10月、同じ95年度生まれ組の堤聖也(角海老宝石)に判定負けして以来1年1カ月ぶり3度目の世界王座戴冠を狙う。那須川が格闘技、ボクシングを通じて53戦全勝という戦績を持っているが、ボクシングの実績では井上が上。「知名度もある天心選手に初黒星をつける。自分のファンの期待にも応える意味でもしっかりと倒していきたい」と意地をみせる覚悟だ。【藤中栄二】