日本初のアスリート×企業の相互支援型社会貢献活動「AthTAG(アスタッグ)」による、夢と希望を語って総額1250万円の…
日本初のアスリート×企業の相互支援型社会貢献活動「AthTAG(アスタッグ)」による、夢と希望を語って総額1250万円の応援活動費を競うピッチコンテスト「AthTAG GENKIDAMA AWARD 2025」が11日、東京・西五反田で行われた。大賞のGold Prizeにはモータースポーツ女子の15歳、松井沙麗が輝き、活動応援費300万円を獲得した。
“おカネを理由に夢を諦めさせない”を理念に、オリンピック(五輪)や各競技の世界大会を目指す「GENKIDAMAアスリート」が参加。早くも3年目となる今年は、書類、動画審査を経て選ばれたファイナリスト8人が「AWARDで得た活動応援費をどう活用し、世界に挑んでいくか」をテーマに、それぞれの競技人生と夢を10分間プレゼンテーション。柔道野村忠宏、テニス伊達公子、野球古田敦也、バドミントン潮田玲子のレジェンドアスリート各氏や参画企業が審査した。
松井は現在、名門ウィリアムスのレーシングドライバー・アカデミーに所属。既に国際大会の表彰台に立った経験がある。当日の朝にイタリアから帰国したばかりだったが「最終的にはF1ドライバーになって、世界初の女性F1WINNERになることが目標」と競技生活への思い、活動応援費の使い道を、まだ15歳ながら堂々と語った。
受賞スピーチでは「今日のピッチコンテストで優勝できなかったら来年の活動はできるか分からない状況だったので、優勝できて、まずは安心しました。この活動応援費を使って、これからもっともっと成長をして、絶対にF1ドライバーになって優勝します。そして表彰台の真ん中に立っている姿を皆さんにお見せします」と宣言し、喝采を浴びた。
Silver Prize(活動応援費200万円)にはブレイキン(ブレイクダウン)女子の岸本美麗、Bronze Prize(同100万円)にはスキー男子エアリアルの五十嵐晴冬が選ばれ、それぞれ次の通りコメントした(抜粋)。
岸本「この活動応援費を生かして、たくさん経験をして、たくさん結果を出して恩返しできたらと思います。見てくれる方に感動や笑顔を届け、世界最高峰と言われる大会で優勝できる選手になりたいです」
五十嵐「正直、ちょっと悔しい思いがあります。ファイナリストに選ばれた時点で300万円を狙っていたので。めちゃめちゃプレゼンテーションを練習してきたので、悔しいです。でも、この100万円で、日本エアリアル界の未来を少しでも変えていけるように頑張っていきたいと思います」
コンテストは、AthTAG公式アンバサダーの野村、伊達、潮田、古田の4氏が第1回から審査員を務めている。各賞は以下の通り。
【野村忠宏賞】該当者なし
【伊達公子賞】活動応援費100万円=テニス梅田巴花
【古田敦也賞】活動応援費100万円=サーフィン(ショートボード)草深心虹
【潮田玲子賞】活動応援費100万円=バドミントン永渕友梨華
最後に、主催者であるAthReebo株式会社の代表取締役、金沢景敏は「今回受賞できなかったアスリートの皆さんも『1分間スピーチ』をしてくれたアスリートも、レジェンドアスリート賞の皆さんも、過去のファイナリストの皆さんも、本当に素晴らしいスピーチでした」と称賛。「今回登壇した選手たちは、全員が私にとって大事な『GENKIDAMA』アスリート。全員に活動費を届けたいので『AthTAG GENKIDAMA AWARD』をもっと大きくしていきたい」と、さらなる活動規模の拡大に決意を述べていた。【木下淳】