打撃格闘技のKNOCK OUTは21日、都内で記者会見を開催し「KNOCK OUT60~KOクライマックス2025~」(…
打撃格闘技のKNOCK OUTは21日、都内で記者会見を開催し「KNOCK OUT60~KOクライマックス2025~」(12月30日、東京・代々木第二体育館)の追加対戦カードを以下のように発表した。
会見には出席しなかったが、ぱんちゃん璃奈(31=フリー/初代KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級王者、元KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者、元REBELS-BLACK女子46キロ級王者)が初めて肘ありルールに挑戦することが正式に決まった。
ぱんちゃんはKNOCK OUT-RED女子-48キロ契約で、サネーガーム・サックチャムニ(17=タイ)と戦う。サネーガームは元タイ国プロムエタイ協会2階級制覇王者で、アマチュアでも世界大会4年連続(21~24年)金メダルなど実績を残している強豪。日本では昨年1月のトップブライツで伊藤紗弥と戦い、判定1-2で惜敗している。
ぱんちゃんはXに「会見用事で行けない為SNSで発表になります! タイ人と決まりました 切られないようにします」と肘でのカットを警戒するコメントを書き込んだ。
ぱんちゃんは今年7月の会見で「ラスト1年で引退します」と発表。KNOCK OUTの山口元気代表によると、ぱんちゃんは今後、WBCムエタイのベルトに照準を合わせて戦っていく見通しで、そのためのRED挑戦になるという。サネーガーム戦もWBCムエタイに合わせ、普段REDルールで使用するオープンフィンガーグローブ(OFG)ではなく、通常のグローブで行われる。
山口代表は「KNOCK OUT-BLACKのルールが変わったんですよ、ワンキャッチに。前は首相撲無制限だったんですけど。(ぱんちゃんは)首相撲無制限の中で勝ってきた選手で、ワンキャッチになったら試合内容が良くない。最後、引退まで行く中で、良い試合をして、良いコンディションで行くには首相撲がある方が良いんじゃないかって話をして」とぱんちゃんにREDルールをすすめた理由を説明。
そして「『肘打ちが嫌だ』とか言ってるけど、肘打ちってあんまり関係ないんで。僕も選手やってたんですけど、肘打ちはそんなに意識しなくていいと思うんですよね、首相撲さえ出来てれば。WBCムエタイのタイトルを狙うっていうのは、良い引退のストーリーになるんじゃないかってことで、本人も納得してくれてやることになりました」と話し、ぱんちゃんがWBCのベルトとともに引退の花道を飾ることを期待した。
<追加対戦カード>
▼KNOCK OUT-BLACK-59キロ契約3分3回延長1回
龍聖(BRAID) VS 玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)
▼KNOCK OUT-UNLIMITED-77キロ契約3分3回
宮原穣(KWU SENSHI JAPAN) VS スパイク・カーライル(米国)
▼KNOCK OUT-REDフェザー級(-57.5キロ)3分3回延長1回
“狂拳”迅(WIZARDキックボクシングジム) VS 皆川裕哉(KICK BOX)
▼KNOCK OUT-UNLIMITED-61.5キロ契約3分3回
大雅(TRY HARD GYM) VS プンルアン・バーンランバー(タイ)
▼KNOCK OUT-RED女子-48キロ契約3分3回延長1回
ぱんちゃん璃奈(フリー) VS サネーガーム・サックチャムニ(タイ)
▼KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(-55キロ)3分3回延長1回
前田大尊(マイウェイジム) VS 川野龍輝(KNOCK OUTクロスポイント吉祥寺)