「神の左」の継承者と呼ばれるプロボクシングWBA世界バンタム級4位の増田陸(28=帝拳)が2戦連続の世界ランカー対決に臨…

「神の左」の継承者と呼ばれるプロボクシングWBA世界バンタム級4位の増田陸(28=帝拳)が2戦連続の世界ランカー対決に臨む。24日、トヨタアリーナ東京でWBC世界同級15位のホセ・カルデロン(22=メキシコ)との同級10回戦に臨む、21日には東京ドームホテルで記者会見に臨み、カルデロンと対面した。 今年6月、ミチェル・バンケス(ベネズエラ)との世界ランカー対決で1回KO勝利して以来、約5カ月ぶりのリング。前回、左一撃での衝撃KO劇だった。増田は「相手は身長が高くて若いなという印象。コンディションは相手選手の国の言葉を借りてMuy bien(ムイビエン=スペイン語ですごく良い)という感じ」と自信を示した。

日本バンタム級王座を返上し、世界ランクでもWBA4位を筆頭にWBC9位、IBF6位、WBO6位と世界挑戦へのカウントダウンに入っている。増田は「この試合を通して自分と周りの方が納得する勝ち方をして世界戦につなげたい」と意気込んだ。同門の先輩となり、12度の防衛記録を持つ元WBC世界同級王者・山中慎介氏と同じサウスポーで、同じく大和心トレーナーの指導を受けている。山中氏の愛称「神の左」を引き継ぐ選手として「神の左の継承者」と呼ばれている。