<大相撲九州場所>◇13日目◇21日◇福岡国際センター東三段目31枚目の可貴(23=追手風)が、三段目優勝を果たした。西…
<大相撲九州場所>◇13日目◇21日◇福岡国際センター
東三段目31枚目の可貴(23=追手風)が、三段目優勝を果たした。西三段目44枚目の千代雷山(38=九重)を寄り切り、7戦全勝とした。「内容的に悪くないと思います。自分の思った相撲が取れてると思います。うれしいですね」とし「喜ばず、てんぐにならず、稽古したいと思います」と気を引き締めた。
これで序ノ口、序二段に続いて、3場所連続で各段優勝を果たした。「今日はあまり意識していませんでした。そう聞くとうれしいです」。序ノ口から3場所連続の各段優勝は2020年名古屋場所から九州場所にかけての北青鵬以来。近年では元林(現在の欧勝竜)、炎鵬らも記録した。可貴は「炎鵬さんはあこがれの存在」として、金沢学院大の先輩に続く好記録を受け止めた。
今場所は、追手風親方(元幕内大翔山)が体調不良で休場する中、北陣親方(元小結遠藤)からも助言を受けたという。「三段目優勝はうれしいですけど、上を目指さないといけない。それが恩返しになると思います」とさらなる飛躍を思い描いていた。