楽天中島大輔外野手(24)は「1番」にこだわる。20日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、約4倍となる2750万円増…
楽天中島大輔外野手(24)は「1番」にこだわる。20日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、約4倍となる2750万円増の年俸3700万円(金額は推定)で更改。昇給分は親孝行にもあてるつもりだ。「親は僕が今日契約してることを知らないので、記事を見て連絡が来ると思う」。リクエストが来たら「なるべく応えたいです。車とか言われたらちょっととなりますけど、おいしいご飯、僕が連れて行ってあげたい」と笑った。
2年目の今季は主に1番打者として大ブレークした。開幕1軍は逃すも、シーズン序盤からレギュラーに定着。124試合で打率2割6分6厘、6本塁打、31打点、22盗塁を記録し、規定打席にも到達した。
自身でも予想以上の活躍を見せた1年だった。「開幕ファームスタートですごく悔しい気持ちはありましたし、いろんな人が期待してくれている中でなかなか結果を残せないのが本当に悔しくて。それでも折れずに頑張ったからこそ、今があるのかなって。正直、キャンプとか開幕の時点で自分がこうなっているとは思ってなかった」と振り返った。
来季の目標には「1」を掲げる。「来季も1番を打ちたいという気持ちと、なんでも1番を目指して取り組んでいきたい」。自身初タイトルにも照準。「もちろん1番の目標は首位打者とか最高出塁率というのはずっと夢というか、目標なので、それを狙える選手になりつつ、何かいろんな、全部取れるもんなら取ってみたい」。結果を残し続け、1番が似合う男になる。【山田愛斗】