【ヘルシンキ(20日)=松本航】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会は21日、ヘルシ…

【ヘルシンキ(20日)=松本航】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会は21日、ヘルシンキ・アイスホールで開幕する。

第2戦中国杯9位の山本草太(25=MIXI)は、開幕を前に本番会場で前日練習に参加。フリーの曲に乗せて4回転トーループやトリプルアクセル(3回転半)を着氷させるなどして調整を進め「今やれることを出し惜しみせず、全て出し切りたい」と今大会のテーマを掲げた。

中国杯では腰のけがの影響もあり「悔しい演技になってしまった」と、満足のいく結果は得られなかった。以降も痛みは止まず「これ大丈夫かな」と不安を抱えながらも「練習は結構ギリギリを攻めて、やりたい練習は積み重ねてこれた」と、前戦の準備期間よりは納得の練習がつめた様子。

一方で、出国前にぜんそくのような症状が起きるなど想定外のアクシデントもあり「腰のけがから始まり、そういったこともあり、おはらい行った方がいいのかな」と苦笑い。来年2月のミラノ・コルティナ五輪代表が懸かる全日本選手権(12月19~21日、東京・代々木第一体育館)も約1カ月後に控えており「この試合期間も、フィンランドだけではなく、全日本を見据えて1日1日やれることを積み重ねていきたい」と話した。