バスケットボール男子日本代表が19日、27年ワールドカップ(W杯)アジア1次予選の初戦となる台湾戦(28日、ジーライオ…
バスケットボール男子日本代表が19日、27年ワールドカップ(W杯)アジア1次予選の初戦となる台湾戦(28日、ジーライオンアリーナ神戸)に向けて練習を公開し、最年少19歳の瀬川琉久(りく、千葉J)は、地元で代表デビューを誓った。
兵庫県出身で京都・東山高を卒業。千葉Jに加入し、ポイントガードとして活躍している。これまで若手を集めたディベロップメントキャンプには参加してきたが、フル代表の招集は初めて。「地元の神戸で(試合を)やる。ルーキーらしくハッスルするプレーを出して、しっかりアピールして選ばれるように頑張りたい」と意気込みを語った。
今夏のアジア杯で日本は、ベスト8に届かず敗退。28年ロサンゼルス五輪に向けて多くの戦術を試したが、チームに落とし込む時間が少なかったため連係ミスを招き、ターンオーバーなどの課題を残した。
現在のトム・ホーバス監督が求めるポジションは、ポイントガード。「ペイントアタックができる選手が必要」。パリ五輪で正司令塔を務めた河村勇輝は、米を拠点に活動しているため代表活動に参加できる機会は限られている。新戦力の台頭は必要不可欠だ。
3年後に迫った28年ロサンゼルス五輪に向けても、瀬川の成長には大きな期待がかかる。まずは目の前のA代表デビューに向けて、「まずはペイントタッチと、ディフェンスで相手のポイントガードを止めるところが重要。そこは自分の武器でもある。自信をもってやっていきたい」と力を込めた。