日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使した松本剛外野手(32)が18日、宣言後初めて公の場に姿を見せた。北海…
日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使した松本剛外野手(32)が18日、宣言後初めて公の場に姿を見せた。北海道・旭川市内での球団のトークライブに出演。巨人が獲得調査に動いているが、去就については熟考中。打率1割8分8厘と苦しんだ今季を振り返り、オフの肉体改造を掲げた。
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渦中の松本剛が、旭川のファンの前に姿を見せた。11日にFA手続きを申請してから、初めての公の場。去就について口にすることはなかったが、今季V逸の責任を感じており、共演した浅間が「僕たちがピリッとしなかったから」と原因を求めると「間違いない」と認めた。会場からは「来年お願いします!」の声も飛んだ。
今季はわずか66試合の出場にとどまり、4年ぶりに100試合を下回った。打率は1割台に低迷。「個人的にはここでしゃべりたくないぐらいしんどかった。悔しさの残るシーズンでした」。ただ2度目の登録抹消から復帰した際のことを振り返り「ウエルカムハイタッチで“おかえり!”と言われたことが、すごくうれしかった」とファンに感謝した。
残留かFA移籍かは熟考中だが、リベンジのシーズンにするため自身を鍛え直す。「来季はレギュラーを取る」と見据え、その第一歩が肉体改造。「食事管理をしっかりして体を作り直す。ゴリマッチョではなくシュッとしたマッチョを目指す」。タンパク質や脂質の量、自身の運動量も計算して、戦える体を築き上げる。
オフに入ってからは愛娘を保育園に送った際、夫人と食材の買い物しているという。「僕だけで行くと買ってくるのものが適当らしいので。いいものを選べばいいのかなと思っていたんですけど『そうじゃない』と言われながら、野菜を選んだりしてます」。心身共に、大事なオフを過ごしている。【永野高輔】