<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦スケートアメリカ>16日(日本時間17日)◇女子フリー【レークプラ…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第5戦スケートアメリカ>16日(日本時間17日)◇女子フリー

【レークプラシッド(米ニューヨーク州)=藤塚大輔】渡辺倫果(23=三和建装/法政大)が、合計210・96点で銀メダルを獲得した。

首位発進したショートプログラム(SP)に続き、冒頭で大技トリプルアクセル(3回転半)を着氷させフリー136・61点。優勝した世界王者のアリサ・リウ(米国)には3・31点届かなかったが、今季のGPでは、10月の第2戦中国杯3位に続き、2戦連続表彰台となった。

来年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)代表3枠の選考に関わるGPファイナル(12月4~7日、愛知・IGアリーナ)進出は、シリーズ最終戦となる第6戦フィンランド大会の他選手の結果次第となった。

SP10位の吉田陽菜(20=木下アカデミー)は、冒頭で回転不足の判定となりながらも3回転半を着氷させ、合計170・92の9位。SPから1つ順位を上げ「悔しい部分もあるが、トリプルアクセルを久しぶりに片足で着氷することができたのはすごくうれしい。自信につながる演技だった」と話した。

今季限りでの現役引退を表明しているSP8位発進の樋口新葉(24=ノエビア)は、ジャンプミスが重なり、99・28点の合計159・40点。総合11位となり、演技後は「あと残り1試合だと思って、(12月の全日本選手権で)出し切りたい。どういう形で終わるかは分からないが、目標を達成できるように」と涙を拭った。

女子の順位と総合得点は以下の通り。

<1>アリサ・リウ(米国) 214・27点

<2>渡辺倫果(三和建装/法政大) 210・96点

<3>アナスタシア・グバノワ(ジョージア) 204・69

<9>吉田陽菜(木下アカデミー) 170・92点

<11>樋口新葉(ノエビア) 159・40点