ソフトバンク石見颯真内野手(19)が16日、みずほペイペイドーム内で契約更改交渉に臨んだ。10万円増の年俸510万円でサ…

ソフトバンク石見颯真内野手(19)が16日、みずほペイペイドーム内で契約更改交渉に臨んだ。10万円増の年俸510万円でサイン。「高卒1年目で2軍をたくさん経験させていただいた。(球団から)期待しているよ、という言葉をいただいたのでうれしかったです」と笑顔で語った。

愛工大名電から24年ドラフト5位で入団。今季はウエスタン・リーグで43試合に出場し、打率2割6分4厘、0本塁打、8打点。月間別成績は5月に15打数8安打で打率5割3分3厘を記録するなど、来季飛躍のきっかけをつかむシーズンを過ごした。

ファームでは先輩の今宮健太内野手(34)から金言も授かった。「健太さんの守備は驚きました。プレーもそうなんですけど、健太さんは『人それぞれ形は違うから』と言われていた。まねをすることも大切だと思うんですけど、自分の形を変えずに頑張れたのは、その言葉のおかげかなと思います」。

石見にとっての「自分の形」は「逆方向へのヒットが多かったと思う。広角に強い打球が打てる(特徴は)殺さずにいきたい。引っ張るところは引っ張ることができる選手に、というのが自分の形かなと思います」と語った。今季2軍で外野に運んだ23安打のうち、半分以上の13安打が中堅から逆方向へのヒット。今宮先輩の背中を追い、高卒2年目シーズンは1軍初出場を目指す。(金額は推定)