ソフトバンク木村大成投手(22)が16日、みずほペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、20万円増の来季年俸590万円でサ…

ソフトバンク木村大成投手(22)が16日、みずほペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、20万円増の来季年俸590万円でサインした。

高卒4年目の今季は7月30日にプロ初昇格。同日は敵地日本ハム戦で、北海道北広島市出身の左腕がプロ入り後初めてエスコンフィールドのグラウンドに足を踏み入れた。「そんなに遠い場所じゃないんだなっていう自覚が芽生えた。非常にいい経験になりました」。プロ初登板はなかったが、北海高校時代から友人と何度も建設中の外観を見に行ったのがエスコンフィールドだった。

7月のフレッシュ球宴にも出場し、ウエスタン・リーグでは36試合で防御率2・15の好成績だった。特に優勝を争った9月26~28日の中日2軍3連戦(ナゴヤ)では第1戦と第3戦に登板し2試合連続無失点。優勝はつかめなかったが「ファンの方がたくさんいて、いつもとは違う緊張感で投げることができた。印象に残っています」とより一層の緊張感を味わった。1軍の舞台も「こんなもんじゃないだろうなと思って投げていました」。来季以降の1軍デビューへ実りのある25年を過ごした。

自主トレはタマスタ筑後を中心に行う予定。「来年も中継ぎという話だった。球速とかも求められると思う。フィジカルを求めるオフにしたい」と引き締めた。(金額は推定)