<ラグビーテストマッチ・リポビタンDツアー2025:日本23-24ウェールズ>◇15日(日本時間16日)◇プリンシパリテ…

<ラグビーテストマッチ・リポビタンDツアー2025:日本23-24ウェールズ>◇15日(日本時間16日)◇プリンシパリティースタジアム(ウェールズ・カーディフ)

世界ランク13位の日本代表が、同12位のウェールズに23-24で敗れた。ラストプレーで失点し、敵地での初勝利を逃した。

7月、国内での2連戦は1勝1敗だった相手との今季3戦目は惜敗。12月に27年W杯オーストラリア大会の抽選会を控える中、順位が1つ上の強敵を破れず。テストマッチは5連敗となった。

前半6分に先制を許したが、15分にWTB石田吉平(横浜)がトライ。SH斎藤直人(トゥールーズ)のハイボールからCTBディラン・ライリーとフッカー佐藤健次(ともに埼玉)の連携で左サイドを突破。右に展開してトライにつなげ、7-7とした。

ロックのエピネリ・ウルイヴァイティ(相模原)、NO8マキシ・ファウルアがイエローカード(10分間の一時退場)を受け、一時は13人で戦った。無失点でしのぎながら、SO李承信(神戸)が2本のPGで逆転を狙ったが決めきれず、7-7で前半を折り返した。

相手WTBがレッドカードとなり、後半開始から20分は数的優位を作った。20分にはマキシのトライ、李が3本のPGを決めるなど23-21とリードし、終盤に突入。しかし40分、初キャップのハリー・ホッキングス(東京SG)にイエローカード。最後にPGを決められ、1点差で敗れた。

今秋の強豪とのテストマッチは4連敗。主将のワーナー・ディアンズ(ハリケーンズ)は「ペナルティーが多すぎた。ミスも多かった。ウェールズに試合を持って行かれた。チャンスを与えてしまった」と反省した。

エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(65)は「勝たなきゃいけない試合だった。最後の最後にPGを決められて基礎ができていなかった」と指摘。「今日はよい部分もあったが、試合の最後の最後まで試合をマネジメントすることができていなかった」と口にした。

次戦は欧州遠征ラストのジョージア戦(22日、トビリシ)に臨む。年内最終戦を白星で飾るため、主将は「今日できなかったことを修正して挑みたい」と誓った。

◆今秋のテストマッチ5連戦

☆10月25日 15●19オーストラリア(国立)

☆11月1日(日本時間2日) 7●61南アフリカ(イングランド・ロンドン)

☆11月8日 10●41アイルランド(ダブリン)

☆11月15日(日本時間16日) 23●24ウェールズ(カーディフ)

☆11月22日 ジョージア(トビリシ)