<陸上:日体大長距離競技会>◇15日◇横浜健志台キャンパス陸上競技場◇NCG男子1万メートル帝京大の楠岡由浩(3年=慶誠…

<陸上:日体大長距離競技会>◇15日◇横浜健志台キャンパス陸上競技場◇NCG男子1万メートル

帝京大の楠岡由浩(3年=慶誠)が、今季日本人学生最高記録となる27分52秒09をマークした。

全体6着の日本人トップで帝京大初の27分台ランナーとなり「今回のレースでまずは(27分台を)出すというのが目標だったので、達成することができてうれしい気持ち」と素直に喜んだ。

スタートから留学生ランナーの集団に続き、クレバーな走りを見せた。今月の全日本大学駅伝2区で区間賞を獲得。レース前には右足に違和感を抱えていたが、「走れば出るかなというのはスタート前から思っていました」と自信を持ってスタートラインに立っていた。

前回は山登りの5区で区間17位。それでも、「登りは苦手ではない」と言う。登りの適性もあれば、花の2区の出走の可能性も出てくる。「去年5区走った経験もありますし、2区の後半の登りも走るのであれば、しっかり対応するような練習をしないといけない」と楠岡自身もイメージを膨らませている。

チームは青学大、国学院大、駒大、早大、中大の「5強崩し」を掲げる。「やっぱり、区間賞だったり、27分台を自分が出すというのはいい影響をチームに与えているんじゃないかなと思う」と楠岡。ファイアレッドのタスキをさらに加速させていく。