ノルディックスキー・ジャンプのレジェンド葛西紀明(53=土屋ホーム)が15日、W杯下部大会のコンチネンタル杯(C杯)に向…

ノルディックスキー・ジャンプのレジェンド葛西紀明(53=土屋ホーム)が15日、W杯下部大会のコンチネンタル杯(C杯)に向けて羽田空港から欧州へ出発した。

スロベニアでの合宿をへて、12月のC杯ルカ大会とエンゲルベルク大会に参戦。C杯で好成績を残しW杯メンバー昇格を狙う。自身の今季初戦へ、「調子が上がっているので楽しみ」と意気込みを語った。

26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)での9度目出場を目指す53歳。代表選考の対象となるポイントを獲得するためにも、W杯昇格が第1関門となる。「ギリギリのところで(代表選考に)引っかかっているなと感じる」と、現状を冷静に見つめるが、自身への期待感も強い。

今月上旬の全日本選手権兼NHK杯で4位となり、C杯の代表権を獲得。「言ってたことが現実になって、『できるんだ俺、すごいな』と思いました」とにっこり。4年に1度の大舞台へ険しい道は続くが、「うっすら見えてきた。自分の調子が上がれば上がるほど見えて、道がこくなっていくと思う」と思い描いていた。【勝部晃多】