聞こえない、聞こえにくい選手のための国際スポーツ大会「第25回夏季デフリンピック東京大会」(朝日新聞社など協賛)が15…
聞こえない、聞こえにくい選手のための国際スポーツ大会「第25回夏季デフリンピック東京大会」(朝日新聞社など協賛)が15日に開幕し、東京体育館で開会式があった。1924年にフランスで始まった大会が日本で開催されるのは初めて。
81の国・地域と難民チームなどから過去最多となる3081人(男子2014人、女子1067人)の選手が参加。ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの選手は個人の中立選手として出場する。21競技209種目が行われ、26日まで東京、福島、静岡で熱戦が繰り広げられる。
■秋篠宮ご一家も開会式に
開会式には秋篠宮ご夫妻と次女佳子さま、長男悠仁さまが出席した。秋篠宮さまはあいさつに立ち、「このたびのデフリンピックが、多くの人々の心に残る大会になるとともに、これを契機としてデフスポーツへの関心が今以上に高まることを願っております」と述べた。
さらに、この大会が「きこえない・きこえにくい人ときこえる人が互いの違いを認め、尊重しあい、そして誰もが個性をいかし、力を発揮できるインクルーシブ社会の実現に寄与することを祈念し、開会式に寄せる言葉といたします」と語った。
秋篠宮ご一家は開会式で並んで座り、小池百合子都知事らのあいさつに手話で拍手を送った。
宮内庁によると、秋篠宮ご一家は会場がピンクに染まるのにあわせ、桜色やピンク色をイメージしたものを装いに取り入れたという。秋篠宮さまと悠仁さまはネクタイ、紀子さまはブローチ、佳子さまは洋服そのものにそれらの色を選んだ。