楽天ドラフト1位の花園大・藤原聡大投手(21)が14日、京都市内で入団交渉に臨み、契約金1億円、年俸1600万円で契約合…

楽天ドラフト1位の花園大・藤原聡大投手(21)が14日、京都市内で入団交渉に臨み、契約金1億円、年俸1600万円で契約合意した(金額は推定)。

藤原は、契約金の一部を、同大学の野球部に寄付予定と明かした。「後輩のために(環境を)整えてあげたい」。

大学から車で約45分の距離にあり、長方形のグラウンドを使用する野手陣の環境改善が目的。「他大学さんは満足に外野・内野ノックができるが、野手が苦労している」と気遣う。環境改善につながる使い道へ、器具などをそろえていく。

「『花園』といったら、ラグビーだったり、京都ではなく大阪と言われる」。1991年(平3)に創部し、全日本大学選手権には2度出場。今秋、藤原は同大学初のNPB指名を果たした。大学の知名度アップだけでなく、後輩のモチベーターにもなる。「京都の野球の強い学校と言われたいですし、後輩たちも頑張ってくれると思うので後輩と有名になりたい」と藤原。「1位というおごりはない。1年目から結果を出して、多くの人に認められる選手になりたい」。プロ野球名鑑に載っていない「花園大」をひっさげ、花園大魂でプロでの道を切り開いていく。【中島麗】