富士通陸上競技部は5日、来年度の新加入選手を発表した。長距離ブロックでは駒澤大・伊藤蒼唯(あおい)、国学院大・上原琉翔(…

富士通陸上競技部は5日、来年度の新加入選手を発表した。長距離ブロックでは駒澤大・伊藤蒼唯(あおい)、国学院大・上原琉翔(りゅうと)が加入する。

伊藤は島根・出雲市出身で大学3大駅伝などで活躍。1年時だった23年箱根駅伝で山下りの6区を走り、総合優勝と3冠達成に貢献した。今月2日の全日本大学駅伝では5区で区間新記録(35分01秒)を樹立。大会MVPを受賞し、2年ぶり17度目の優勝に導いた。

上原は沖縄・北山高出身。1年時から箱根駅伝に出場し、3年時だった24年には出雲、全日本の2冠に貢献した。今季は主将を務め、アンカーを務めた出雲では連覇のゴールテープを切った。

富士通は全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で3度の優勝を誇る名門。駒大出身者では21年東京五輪マラソン代表の中村匠吾、2種目で日本学生記録を保持する篠原倖太朗ら、国学院大出身者では浦野雄平がいる。

一般種目ブロックでは男子400メートル障害の東洋大・小川大輝、競歩ブロックでは女子の立命館大・柳井綾音が加入。ともに24年パリ五輪、25年世界選手権東京大会に出場している。