3日に行われた東日本実業団対抗駅伝。9月の世界選手権東京大会に出場した日本代表勢は、マラソン代表のホンダ小山直城(29)…

3日に行われた東日本実業団対抗駅伝。9月の世界選手権東京大会に出場した日本代表勢は、マラソン代表のホンダ小山直城(29)だけが出場した。

6区(8・2キロ)を区間5位で走り、チーム10位に貢献した。世界陸上から約1カ月半後、駅伝レースに戻ってきた小山だが、「本当だったらこの駅伝は出る予定ではなかった」と明かした。しかし、「チーム状況が良くないということで、大体10日前に監督から『走るぞ』と言われていたので、そこからできることは確実にやっていこうと考えて挑みました」

マラソンの約5分の1の距離である8・2キロではスピードの不安もあったが、「マラソンのスピードがうまくいっているということを確認できた」と冷静にペースを刻み、中継時の10位から順位を1つ上げ、9位でつないだ。

26年9月のアジア大会出場に向けて年明けのマラソン出場を見据える一方、元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では「2年連続2位と悔しい結果と、自分自身、ニューイヤーでまだ区間賞を取ったことがないので初めての区間賞を狙っていきたい」と意気込んだ。

東日本では、マラソン代表のGMOインターネットグループ吉田祐也、5000メートル代表のホンダ森凪也、3000メートル障害代表のSUBARU三浦龍司もエントリーしていたが、補欠に回っていた。

GMOインターネットグループ、ホンダ、SUBARUは東日本で上位に入り、いずれもニューイヤー駅伝出場を決めた。70回目の節目を迎える同駅伝で、世界陸上を盛り上げた長距離ランナーたちの登場にも注目だ。