<関東大学ラグビー対抗戦:帝京大25-20早大>◇2日◇東京・秩父宮ラグビー場昨季王者の早稲田大(早大)が、同2位の帝京…

<関東大学ラグビー対抗戦:帝京大25-20早大>◇2日◇東京・秩父宮ラグビー場

昨季王者の早稲田大(早大)が、同2位の帝京大に20-25で敗れた。今季対抗戦初黒星で、4勝1敗となった。

前半6分にSO服部亮太のトライで先制したが、攻めあぐね、5点差で逃げ切られた。大田尾竜彦監督は「勝つための準備をずっとして、まぐれやラッキーでなく、この戦いで勝利したいと思っていたが、非常に残念な気持ちでいっぱい」と振り返った。

主力のFB矢崎由高(3年)は日本代表として欧州遠征に参加しており、欠場となった。指揮官は「彼は早稲田で今年優勝する気持ちがすごく強い。その中で、自分にしかできないことは欧州ツアーに参加することだと彼から相談を受けた。(早稲田は)誰かに頼るわけでなく、結束してチームを作ってきている。矢崎にしかできない経験をして、いいものを持って帰ってきてもらおうという話をして、彼を送り出した」と明かした。

この日午前の南アフリカ戦では、日本代表唯一のトライを決めた。「難しい状況のゲームで、ミスもしていたが、強気に走る良さも出ていた。今は非常に伸び盛りだと思う」と評価した。

「本当にケガなく戻ってきてほしい」と思いを明かしつつ、「一応、次戦から間に合うスケジューリングで(日本)協会と話をしている。ウェールズ戦終了後に戻ってくる」と言及した。

代表は8日にアイルランド、15日(日本時間16日)にウェールズ、22日にジョージアと対戦予定。早大は23日に秩父宮で慶応大と対戦し、12月7日に国立で明治大との最終戦を迎える。【飯岡大暉】