<関東大学ラグビー対抗戦:帝京大25-20早大>◇2日◇東京・秩父宮ラグビー場昨季2位の帝京大が、王者の早大を破った。2…
<関東大学ラグビー対抗戦:帝京大25-20早大>◇2日◇東京・秩父宮ラグビー場
昨季2位の帝京大が、王者の早大を破った。25-20で勝利し、4勝1敗とした。
前半6分に相手SO服部亮太に先制点を許したが、10分にSO本橋尭也のトライで反撃。22分にフランカーのアントニオ・フィシプナ、32分にプロップ上野凌大がトライを挙げて22-13で前半を折り返した。
後半は両者無得点の時間帯が続いたが、33分に主将のCTB大町佳生のPGで着実に加点。5点差で逃げ切った。
前週は筑波大に14-18で敗れていた。相馬朋和監督は「先週の悔しいゲームを越えて、学生達が力強く日々歩んで努力してくれてうれしく思う」とたたえた。
大町主将は「先週の敗戦からチームが難しい方向にいったが、1週間やるべきことを変えなかった。結果として勝利で終えられた」と喜んだ。次戦は16日に秩父宮で明治大と対戦する。「まだ何かが決まったわけではない。現状に満足することなく明治戦へ100%準備したい」と意気込んだ。
この日の結果で、全勝チームはゼロになった。早大、帝京大、明治大が4勝1敗、筑波大が3勝1敗で、1敗が4チームとなった。21~23年は帝京大、昨年は早大がそれぞれ7戦全勝で優勝を果たしていたが、今年は混戦模様となっている。
早大の大田尾竜彦監督は「全勝は残念ながら逃してしまったが、早慶戦もあるし、早明戦もある。この敗戦を糧に、自分たちがどういう姿になるのかが大事。そういう気づきや経験を勉強させてくれるのが対抗戦の良さ」と切り替えていた。【飯岡大暉】