<全日本大学駅伝>◇11月2日◇熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106・8キロ)大学3大駅伝の第2戦となった…
<全日本大学駅伝>◇11月2日◇熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106・8キロ)
大学3大駅伝の第2戦となった全日本大学駅伝は、駒大が2年ぶりの優勝を飾った。5時間06分53秒を記録。17度目の頂点で、大会歴代最多優勝回数を更新した。
テレビ朝日系でリポートを担当した1984年ロサンゼルスオリンピック(五輪)陸上女子マラソン日本代表の増田明美さん(61)が、試合直後に大八木弘明総監督(67)を直撃。「胴上げうれしそうでしたね」と問いかけると、「やっていただいたので本当にうれしかったです」と穏やかな笑みを浮かべた。
5区(12・4キロ)で伊藤蒼唯(4年)が、区間記録を17秒も更新する快走で単独トップに浮上。一気に引き寄せた流れを、佐藤圭汰、山川拓馬(ともに4年)ら盤石の布陣がしっかりとつないだ。増田さんは「ゲームチェンジャーもいれば、ゲームプレーヤーがいることも大きいのでは」と勝因を分析すると、大八木監督も賛同。「伊藤がゲームチェンジャーになって、いい流れをつくった。後ろにエースがしっかりいたので、その流れで。誰もミスなくしっかりやって勝たせてもらった」と目を細めた。
「細かすぎるマラソン解説」として有名な増田さん。最後は「ますます健康寿命が延びそうですね。いつまでも元気で」とねぎらうと、大八木総監督は「健康、十分です」と喜びをかみしめていた。