<全日本大学駅伝>◇11月2日◇熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106・8キロ)7区(17・6キロ)で青学大…
<全日本大学駅伝>◇11月2日◇熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106・8キロ)
7区(17・6キロ)で青学大のエース黒田朝日(4年)が区間新の快走で一気に2位に浮上した。
5位でタスキを受けると8キロすぎに中継所で37秒差あった帝京大をかわして4位に浮上。さらに14キロすぎに同1分45秒差あった国学院大を抜き去ると、15・5キロすぎに中大も抜いて2位まで順位を上げた。
トップを独走する駒大の佐藤圭汰(4年)との差は中継所では2分52秒差あったが、1分55秒差まで迫った。22年に駒大のエース田沢廉(当時4年)が樹立した区間記録49分38秒を更新する49分31秒(速報値)の区間新記録。
「区間新はある程度目安にして走った。順位も上げてコンディションもよくて最大限の力を発揮できた。中間点を過ぎてからアップダウンが入るのでそこまでは余裕を持って、後半上げていくことを意識した。(前の選手を)抜くたびにギアを上げて走った。他の選手を気にすることなく、自分の走りだけにフォーカスして走ることができた」と自らの走りを振り返った。
最終8区で小河原陽琉(2年)が中大に抜き返されて結果は3位。チームとしては何とか5年連続表彰台を死守したが「(4年生は)よく走ってくれた選手もいます。それでもやっぱり区間5番以内ぐらいはほしかった。優勝を狙うチームなので、しっかり最後に箱根で狙っていきたい。残り2カ月あるので全員がベストのパフォーマンスを出せるように準備していきたい。僕が箱根に向かう姿を見せるのが一番かな」とエースとしての自覚を口にした。
レース後はテレビ朝日の解説を務めた瀬古利彦氏の「箱根駅伝も楽しみだけど、その先のマラソンも楽しみ」という呼びかけに「楽しみにしてくれたら」と答えた。