<全日本大学駅伝>◇11月2日◇熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106・8キロ)出雲駅伝に続きアンカーを務め…
<全日本大学駅伝>◇11月2日◇熱田神宮西門前~伊勢神宮内宮宇治橋前(8区間106・8キロ)
出雲駅伝に続きアンカーを務めた早稲田大の「山の名探偵」こと工藤慎作(3年)が56分54秒と、渡辺康幸の日本人区間最高記録を30年ぶりに5秒更新した。6位でタスキをもらうと、11・6キロで帝京大を抜き去り5位に浮上。その後もペースを落とさず、渡辺康幸のスーパー記録を超えた。
「あわよくば(渡辺康幸の)日本人最高記録を狙っていた。とてもうれしく思います」。その後はテレビ解説を務めた渡辺康幸氏(52)から祝福され「どのあたりで記録を破れると思ったか」と質問されると「10キロ通過である程度余裕があった。いけるかなと」と説明した。
夏には日刊スポーツ・プレミアムの企画で大好きな里崎智也氏(49)と対談。現役時代に左膝の半月板が割れて、全治3カ月と言われながらも1カ月で復帰した話などを聞いた。アスリートとして響く言葉をたくさん聞いて「世界に通用するマラソンランナーになるために、自分にとって何が必要なのか考えていきます」と金言を糧にしていた。