2日号砲の大学3大駅伝の第2戦となる全日本大学駅伝の前日会見が1日、名古屋市内で行われた。大会歴代最多17度目の優勝を目…

2日号砲の大学3大駅伝の第2戦となる全日本大学駅伝の前日会見が1日、名古屋市内で行われた。

大会歴代最多17度目の優勝を目指す駒大の藤田敦史監督(48)は2年ぶりの全日本復帰のエース佐藤圭汰(4年=洛南)について言及した。

佐藤は大学ラストイヤーとなった今季、5月のアジア選手権5000メートルで4位となったが、欠場した7月の日本選手権の前に2度目の恥骨の炎症が発覚。10月の出雲駅伝はエントリー外となったが、地道な調整を重ねて「本人の中では7割ぐらいの状態」(藤田監督)までに戻してきた。

2年前の全日本では2区の区間記録をマーク。今回の復帰レースで指揮官は「前半のスピード区間に入るよりも、後半区間で自分のペースで押していくような区間の方が本人も自信があるとのことなので、自信を持って配置をした」と好ランナーがひしめく7区に配置した。

総合5位だった出雲駅伝では、谷中晴(2年=帝京安積)、帰山侑大(4年=樹徳)、伊藤蒼唯(4年=出雲工)、山川拓馬(4年=上伊那農)の4選手が区間2位と好走し、総合力の高さもあった。

大エースが復帰し、どんな相乗効果が生まれるか。藤田監督は「チームを押し上げる走りをしっかりしてくれるんじゃないかな」と期待を寄せた。

駒大は1区から順に小山翔也(3年=埼玉栄)-牟田颯太(1年=鎮西学院)-帰山侑大(4年=樹徳)-安原海晴(3年=滋賀学園)-菅谷希弥(2年=駒大高)-村上響(3年=世羅)-佐藤圭汰(4年=洛南)-山川拓馬(4年=上伊那農)を配置。出雲駅伝を走った伊藤、谷中、桑田駿介(2年=倉敷)は補欠に回った。【泉光太郎】

◆全日本大学駅伝 8区間(106・8キロ)を舞台に、全国8地区の代表25校と日本学連選抜、東海学連選抜の計27チームで争われる。レース当日のメンバー変更は最大3人で、午前6時10分から同6時30分までが期限となる。