2日号砲の大学3大駅伝の第2戦となる全日本大学駅伝の前日会見が1日、名古屋市内で行われた。2年連続2冠を目指す国学院大の…

2日号砲の大学3大駅伝の第2戦となる全日本大学駅伝の前日会見が1日、名古屋市内で行われた。

2年連続2冠を目指す国学院大の前田康弘監督(47)はフリップに「2連覇!!」と出すと、「2連覇にし来ました」とあいさつ。10月の出雲駅伝では2連覇を達成したが、「全日本では日本一をもう一度取りたい。まずは連覇を達成し、国学院大学の存在価値、強さを発信したい」。レースについて「前半しっかり主導権を握るようなレースをしたいという思いはある」とした上で、「3枚何もなければ変える予定です」とし、当日に3選手を入れ替えると明言した。

10月31日発表の区間エントリーでは1区から順に尾熊迅斗(2年=東京実)-辻原輝(3年=藤沢翔陵)-山倉良太(3年=成田国際)-高石樹(1年=高知工)-飯国新太(2年=国学院久我山)-浅野結太(2年=鹿島学園)-吉田蔵之介(3年=埼玉栄)-上原琉翔(4年=北山)を配置した。

前回経験者の青木瑠都(4年=健大高崎)、高山豪起(4年=高川学園)、そして5区区間トップで好走した野中恒亨(3年=浜松工)の3選手は控えに回っているが、当日変更は濃厚だろう。

前回はマラソン初挑戦にして優勝を果たした平林清澄(現ロジスティード)や6区区間新でMVP賞に輝いた山本歩夢(現旭化成)を擁して初優勝。

当時4年生2人の存在感もあったが、「上原、青木、高山を中心に彼らがいい仕事をしたから優勝できた」と指揮官。さらには「若い選手層も育ってきているので、今回も初めて起用する選手が複数いるので、そこを見てもらいたい」と新戦力にも期待を寄せた。

今季のスローガンは沖縄の方言で「名声を上げる」を意味する「はばちかす」。3大駅伝制覇への「2勝目」をつかみ、さらに国学院の名をとどろかせる。

◆全日本大学駅伝 8区間(106・8キロ)を舞台に、全国8地区の代表25校と日本学連選抜、東海学連選抜の計27チームで争われる。レース当日のメンバー変更は最大3人で、午前6時10分から同6時30分までが期限となる。