大学3大駅伝第2戦の全日本大学駅伝は11月2日、27チームが愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前の全8区間(…
大学3大駅伝第2戦の全日本大学駅伝は11月2日、27チームが愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前の全8区間(106・8キロ)で争う。
10月の出雲駅伝2連覇を達成した国学院大や今年1月の箱根駅伝優勝の青山学院大など今年も激戦必至のレースが予想される。有力校を中心に今大会のレースを展望する。
2季連続2冠を狙う国学院大は、後半からの逆転劇を見せた出雲駅伝に出走した6選手は健在だ。
逆転優勝の立役者となった野中恒亨(浜松工)と辻原輝(藤沢翔陵)の3年生コンビは今大会も好走となるか。1区間あたりの距離が伸びるだけにロードへの対応力が問われる。
終盤戦で粘りの走りを見せた高山豪起(高川学園)と主将の上原琉翔(北山)の最上級生2人の配置もポイントとなりそう。
さらに出雲に比べて2区間増える伊勢路。出雲で出走がなかった鼻野木悠翔(北海道栄)と飯国新太(国学院久我山)の2年生2選手の起用も注目だ。
青学大は出雲7位と大敗。しかし、塩出翔太(世羅)と黒田朝日(玉野光南)の両4年生が単独走ながら区間賞の好走を見せる個の強さもあった。来年1月の箱根3連覇へ、復調の兆しを見せられるか。
出雲2位と健闘した早大は、2区で9人抜きした山口智規(4年=学法石川)や箱根5区の経験者で「山の名探偵」こと工藤慎作(3年=八千代松陰)の奮起で15年ぶりの栄冠を狙う。
前回2位の駒大は、主将の山川拓馬(上伊那農)、伊藤蒼唯(出雲工)、帰山侑大(樹徳)の4年生トリオに加え、エース佐藤圭汰(4年=洛南)の復帰が待たれる。
全6選手が5位以内とハイレベルなタスキつなぎを見せた出雲3位の創価大、前回初のシード校に食い込んだ立大。予選会トップ通過の中大や好ランナーを擁す東海大などの関東地区勢も上位を伺う。