大谷がシャーザーの速球を豪快に右越えへ運んだ(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平が現地時間10月27日、…

大谷がシャーザーの速球を豪快に右越えへ運んだ(C)Getty Images
ドジャースの大谷翔平が現地時間10月27日、本拠地でブルージェイズとのワールドシリーズ第3戦に「1番・DH」で先発出場し、2-4で迎えた5回一死一塁の第3打席で左腕のメーソン・フルハーチから左中間を破る適時二塁打を放った。
二塁に到達すると吠えた大谷。チームを鼓舞するような仕草を見せると、フレディ・フリーマンに適時打が生まれて4-4の同点に追いついた。
1-0で迎えた3回一死の第2打席でポストシーズン7号本塁打を放った。相手先発は41歳のベテラン右腕・マックス・シャーザーで、メジャー通算221勝を挙げ、サイ・ヤング賞3度を誇るレジェンド右腕の6球目、高め153キロのフォーシームを打ち砕いた。
打球速度101.5マイル(約163.3キロ)、飛距離389フィート(約118.6メートル)、角度32度で右越えに豪快に運んだ。初回の第1打席は右翼線へのエンタイトル二塁打で出塁し、3安打でチームをけん引している。
『MLB公式』のサラ・ラングス記者によれば、ドジャースの同一年のポストシーズンではコーリー・シーガー(2020年)の8本塁打にあと1本と迫る一発だった。また、大谷はポストシーズン2年間で通算10本塁打となり、松井秀喜氏(ヤンキース)の持つ日本人ポストシーズン最多本塁打記録にも並んでいる。
米アナリストのベン・バーランダー氏は自身のXで「ショウヘイ・オオタニが、ワールドシリーズでまたとてつもない弾道の一発を放った」と驚愕。本拠地も熱狂の渦となった。
試合は大谷の一発が生まれた直後の4回に、ドジャース先発のタイラー・グラスノーがアレハンドロ・カークに逆転3ランを浴びるなど、2-4とリードを奪われたが、大谷の活躍で流れを引き寄せた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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