ナ・リーグ優勝決定シリーズのMVPを獲得した大谷翔平(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平が現地時間10月…

ナ・リーグ優勝決定シリーズのMVPを獲得した大谷翔平(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間10月17日、本拠地でブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。初回先頭打者弾から、4回の第3打席、7回の第4打席でも豪快な本塁打を放った。

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 投げても7回途中無失点10奪三振の力投。5-1の快勝に導き、ドジャースは2年連続のナ・リーグ優勝で、ワールドシリーズ進出を決めた。

 4回の2発目は、スタジアムの屋根を越えていく469フィート(約143メートル)の驚愕弾。フレディ・フリーマン、ミゲル・ロハス、ブルペン陣が頭を抱えてしまう場面が、中継では映し出された。

 米国放送局『CNN』は「大谷翔平の伝説的な夜がロサンゼルス・ドジャースを再びワールドシリーズへ導く」というタイトルの記事を掲載。大谷を「異次元のスター」と称し、この試合の活躍ぶりを投打に渡り報じた。

『MLB公式』のサラ・ラングス記者によれば、3本塁打を放ち、1三振以上奪った史上初の選手。さらには、全米スポーツ専門テレビ局『TNT Sports』は「1900年以降、レギュラーシーズンとポストシーズンを通じて、先発投手として初回先頭打者ホームランを放った初の選手」「1900年以降、ポストシーズンにおいて、先発投手として複数本塁打を放った初の選手」と歴史を紐解き、初の快挙を伝えた。

 記事では「信じられない。まだ言葉が出てきません」と『TNT Sports』のインタビューに答えたフリーマンの談話を紹介。経験豊富なベテランをもってしても、賛辞が止まらない。

「こんなことをするのを見ると、時々彼が鋼鉄でできているんじゃないか確認したくなります。彼が実在するのか確かめなければならない。本当に信じられない。最大の舞台で、彼はあのようなことをやってのけました。おそらく『大谷翔平の試合』として記憶されるでしょう」

 また、クレイトン・カーショーは「我々は皆、ショウヘイについて知っていますが、実際に彼と一緒にプレーして彼を見るまでと、それまでは別のレベルなんです」として、2年間ともにプレーしたことによって感じたすごみを強調した。

 そして、記事の終盤では、ドジャースのワールドシリーズでの対戦相手に言及。ア・リーグ王者がマリナーズ、ブルージェイズのどちらになろうとも「彼らが対峙するのは『激しい突風』のようなチームとなるでしょう」とドジャースの充実ぶりを論じていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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