◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前(1日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)石川遼が前週「パ…
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前(1日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)
石川遼が前週「パナソニックオープン」を制した同じ埼玉県出身で4つ下の29歳、勝俣陵を祝福した。「ずっと順調じゃなかったとは思うんですが、ポテンシャルが高い選手。本当にこれからなんじゃないかな」と自分のことのように喜んだ。
2021年の「関西オープン」では、同郷というつながりもあり勝俣をキャディに起用していた。
「その直前のオフに何回か地元で一緒にゴルフをして衝撃を受けた。スイングもそうだけど、当時で自分よりも15ydは飛んでいた飛距離。スイング効率も良く、さらっと打っていてめっちゃ飛ぶ」と回顧する。
自身の状態も上がりつつある。2週前「ANAオープン」ではプレーオフ惜敗の2位。今季初優勝こそ逃がしたが、「目の前の一打に対して良い判断を下せた。すごく調子が良かったわけじゃないけど、今年一番の内容だった。今週もさらに良いものを目指せる。そこだけをフォーカスしている」と話す。前週はトレーニングなどの調整のみにとどめたという。
距離が長く、豊かな木々がホールを囲む三好CC。「何十回と回っているんですが、(直近の)23年に出たときとコースの印象が違う。新鮮ですね」。この日はプロアマ戦でショットの感覚を確かめた。2009年以来となる大会2勝目、ツアー21勝目へ気持ちも高まる。
次週には日本開催の米ツアー「ベイカレントクラシック」(神奈川・横浜CC)も控える。「ここから12月まですごく忙しい。いい試合が続くし、楽しみがいっぱいある。まずは優勝争いを目指して1ホール1ホールがんばっていきたい」と言葉に力を込めた。(愛知県みよし市/玉木充)