<第79回国民スポーツ大会1回戦:高川学園2-1綾羽>◇29日◇1回戦◇マイネットスタジアム皇子山 高川学園が地元・滋賀…
<第79回国民スポーツ大会1回戦:高川学園2-1綾羽>◇29日◇1回戦◇マイネットスタジアム皇子山
高川学園が地元・滋賀の綾羽に逆転勝ち。1点を追う2回裏に一死二、三塁から7番・高橋 遥希外野手(3年)の右前2点適時打を放ち、これが決勝点となった。
「接戦に勝ち切るというところは、チームとして取り組んできたこと。今日の試合も要所で辛抱したり、勝負どころで攻撃できて逆転ができたり、自分たちがやってきたことが出た試合だと思います」と試合を振り返った4番捕手の遠矢 文太主将(3年)。彼らにとって高校野球生活最後の大会で目指してきた戦いを実践することができた。
1点を先制された直後の2回裏、先頭の遠矢が中前安打で出塁すると、続く山口 岳士外野手(3年)も中前安打でチャンスを広げる。さらに6番・中島 遥真外野手(1年)の犠打で一死二、三塁と一打逆転の場面を作った。
ここで打席に立ったのが高橋。「ストライクゾーンにきたらバットを強く振ることを考えて打席に立ちました」と1ボール1ストライクから低めの変化球を上手く捉え、逆転の一打を放った。
守りではエースの松本 連太郎投手(3年)が5回1失点と好投。「調子が良かった」(松本 祐一郎監督)という公式戦初登板の塩地 充喜投手(2年)が6回から登板して、リードを最後まで守り切った。
準決勝では仙台育英と対戦する。「力のある高校と試合ができることが楽しみ」と語る遠矢。目標の優勝に向けて、次戦も接戦を勝ち抜くことができるだろうか。