ドジャースのポストシーズンでXファクターになり得る3選手とは(C)Getty Images ドジャースは現地時間9月14…

ドジャースのポストシーズンでXファクターになり得る3選手とは(C)Getty Images

 ドジャースは現地時間9月14日、敵地でのジャイアンツ戦に10-2で勝利し、地区優勝マジックを「10」に減らした。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、10月のポストシーズンに向けての展望として「もちろん、ショウヘイ・オオタニ、フレディ・フリーマン、ムーキー・ベッツといった選手たちがチームを勝利へと導くだろう。しかし、ドジャースのロースターには、ポストシーズンで大きな力を発揮する可能性のある、まだ目立たない選手たちもいる」と伝えた。

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 同メディアは、ポストシーズンの“Xファクター”になり得る3選手を独自で紹介した。記事では「特に3人の選手がドジャースの10月の未知数を体現する。もし3人が最高のパフォーマンスを発揮すれば、ドジャースは止められない勢いとなるだろう。しかし、彼らが最低限のレベルに達するのに苦戦すれば、連覇を目指す王者にとって早期敗退を意味する可能性がある」とまで言い切った。

 その1人目は、右側頭部へ死球を受けた影響で現地時間9月14日のジャイアンツ戦を欠場したマックス・マンシーだ。「マンシーの攻撃力は爆発的だ。集中力を発揮すれば、一振りで試合の流れを変える力があり、ベッツやフリーマンといったスター選手の後ろで打線を厚くすることができる」とした。

 「マンシーは三振や不調の時期があり、安定した力を発揮できるわけではない。しかし、絶好のタイミングで調子が上がれば、シリーズの決定機を演出できるタイプの打者だ。ドジャースはマンシーに攻撃の担い手として頼る必要はないが、彼が活躍すれば、彼らの打線はリーグで最も層が厚いと言えるだろう」と、35歳の勝負強さに期待。マンシーは15日からのフィリーズ3連戦中に復帰するという。

 2人目はクレイトン・カーショーだ。37歳のレジェンド左腕について「比類なきプレーオフ経験」を評価。「カーショーが圧倒的な活躍を見せる必要はないが、一度でも力強い投球を見せれば、シリーズをドジャースに有利に傾ける可能性がある」と期待している。

 3人目はブレイク・スネルだ。「スネルはサイ・ヤング賞受賞の実力を持ち、調子が良ければどんな打線も封じ込めることができる。ドジャースにとっては、他のチームのエースを無力化できることを意味する」と指摘。

 「基本的に、スネルは5イニングを圧倒するか、早めに降板してブルペンに負担をかけるかのどちらかだ。前者であれば、10月のドジャースの先発陣は事実上無敵となるだろう」と、5年1億8200万ドル(約277億円)で加入した左腕にかけられる期待は大きいようだ。

 ここで挙げられた3人がポストシーズンで実力を十分に発揮できれば、ドジャースはワールドシリーズ連覇にグッと近づくはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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