守護神スコットは厳しい投球内容が続いている(C)Getty Images ドジャースは現地12日に敵地で行われたジャイア…

守護神スコットは厳しい投球内容が続いている(C)Getty Images
ドジャースは現地12日に敵地で行われたジャイアンツ戦に延長10回を戦い、1-5のサヨナラ負け。
延長10回1死満塁からタナー・スコットがパトリック・ベイリーに直球を捉えられ、サヨナラ満塁弾を許し、連勝は4で止まった。
このところ不振が続く守護神スコットにとっては試練の時間が続くが、この試合では満塁に至る過程にも目が向けられている。
1-1の延長10回一死三塁からブレーク・トライネンから継いで、マウンドに上がったスコットは最初の打者、イ・ジョンフをフルカウントから外角のスライダーでファウルチップとなるも捕手のベン・ロートベットがダイレクト捕球。空振り三振に打ち取ったかと思われたが、審判からはファウルとされ、結果として四球で歩かすことに。
その後、デーブ・ロバーツ監督が申告敬遠で満塁策を指示。一死満塁からスコットはサヨナラ満塁弾を浴びた。
このイ・ジョンフへの四球判定に対し、『Dodgers Nation』のダグ・マケイン記者は自身のXで判定を下した審判の名前を挙げながらイ・ジョンフを歩かせた場面に「ここで三振」「2アウトであるべき」と、あくまで"誤審"という見方を示した。
結果として満塁策を取らざるをえなくなり、敗れたことで米国のファンの間からも「信じられないウォークオフだ」「完全に受け入れられない」として、打たれたスコットに関しても日本のファンの間からも「今日はタナスコ責められない」「不運が重なった」など同情の声も。
また同シーンに関して異議を申し立てなかったロバーツ監督に対しても「ミスジャッジを抗議しなかった」と厳しい目が向けられている。
一方、前回の登板で9回二死までノーヒットノーランと完ぺきなピッチングを見せた山本由伸はこの日の先発でも7回1安打、10奪三振、1失点の快投を見せた。
いずれにせよ、チームの泣き所となっている救援陣の整備が急速に必要なようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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