第70回全国高校軟式野球選手権大会(日本高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)で優勝した中京の選手らが11日、岐阜県庁…

 第70回全国高校軟式野球選手権大会(日本高校野球連盟主催、朝日新聞社など後援)で優勝した中京の選手らが11日、岐阜県庁を訪れた。江崎禎英知事から「岐阜県文化・スポーツ栄誉賞」を授与され、懇談した。

 先月29日に兵庫県明石市であった決勝で、東海代表の中京は大阪代表のあべの翔学を3―2で破り、史上初の4連覇を果たした。

 稲垣和真主将ら選手5人と平中亮太監督、福井健治部長、相川長徳校長らを迎えた江崎知事は「とてつもないプレッシャーだったと思う。本当にすごい」とたたえた。

 稲垣主将は、昨秋の東海大会、今春の県大会で敗れたことを挙げ、「結果が出ない中、負けられない戦いでした。優勝した時は積み重ねてきたこと全てが報われたような気がしました」と振り返った。

 準決勝と決勝でいずれもサヨナラ安打を放った曽我凰晟(おうせい)左翼手も「秋も春もいい結果が出ず苦しかったですが、自分を信じて練習してきたことが最後につながったと思います」と話した。

 江崎知事は「ベストのコンティションではないが優勝しなければならない、といった状況がこれからたくさん来ると思う。そんな時にこの夏を思い出して下さい。人生が素晴らしくなります」と語りかけていた。(高原敦)