大谷はMVP受賞7度を誇るボンズを超えるだろうか(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平が3年連続4度目のM…

大谷はMVP受賞7度を誇るボンズを超えるだろうか(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が3年連続4度目のMVPの本命に挙げられている。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、「ショウヘイ・オオタニは今シーズン、これまでただ一人の選手だけが成し遂げた偉業を達成しようと奮闘している」と伝えた。

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 「3度のMVP受賞を誇るオオタニは、あと1つで4回以上のMVPを獲得する2人のうちの一人となる」と、もう一人は「7度のMVP受賞を誇るバリー・ボンズだけだ」と説明した。

 大谷はここまで143試合に出場して打率.280、48本塁打、92打点、OPS1.001をマークしており、「シーズンのこの段階で、オオタニはまたしても50本塁打達成に近づいている。高度な分析データは全て、投手としての影響力を一切考慮せず、純粋な打者としての彼の価値を裏付けているようだ」と、今季から投手復帰を果たしたにもかかわらず、打者としても申し分のない成績を残している。

 記事では「2025年のナ・リーグMVP候補としてオオタニと共に最もよく挙げられているのは、フィリーズのカイル・シュワバーだ」とし、シュワバーはリーグトップの50本塁打を放ち、現時点で2位の大谷に2本差をつけている。123打点はリーグトップの成績だ。

 さらに、30本塁打・30盗塁を達成しているメッツのフアン・ソトも候補ではあるものの、米スポーツ専門局『ESPN』のブラッドフォード・ドゥーリトル記者によれば、大谷は勝率貢献度(WPA)とワールドシリーズ勝利確率加算(cWPA)でリーグトップだといい、ソトが両方の指標で2位、シュワバーはトップ10圏外だという。

 同メディアは「オオタニは3年連続4度目のMVP受賞をほぼ確実にしたようだ」とし、「31歳の彼が再びMVPトロフィーを獲得すれば、彼は間違いなく稀有な存在となるだろう。さらに、彼が健康を維持すれば、ボンズの記録に迫り、ひょっとしたらいつかそれを上回る可能性も否定できない」と、ボンズ超えの可能性を伝えていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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