18歳の新鋭FWが自身のゴールゲッターとしての才能を誇示する“執念のゴール”を決めた。 8月30日に行われたJ2リーグ…

 18歳の新鋭FWが自身のゴールゲッターとしての才能を誇示する“執念のゴール”を決めた。

 8月30日に行われたJ2リーグ第28節で、サガン鳥栖は敵地・NDソフトスタジアム山形に乗り込み、モンテディオ山形と対戦した。しかし、試合は前半のうちに山形が3得点を挙げる一方的な展開に。それでも前半終了間際に1点を返すと、後半14分から途中出場した18歳の新川志音が意地を見せた。

 現在、鳥栖U-18所属する新川は、2種登録ながら今季ここまでリーグ戦22試合に出場し、7月12日の大分トリニータ戦でプロ初ゴールをマーク。負けん気の強さも魅力の期待のストライカーだ。9月にミャンマーで開催されるU23アジアカップ予選に挑むU-22日本代表のメンバーにも飛び級で選出されている。

 後半34分だった。中盤からの浮き球のパスを、新川がボックス内で胸トラップ。そして頭上高くに上がったボールをオーバーヘッドで狙う素振りをするも、相手DFのチャージに遭ったことで“キャンセル”して足元でトラップ。そこから振り向きざまに右足シュートを試みようとするも、相手DFがついて来たことで再び“キャンセル”。そこから逆方向にターンして完全にDFを外してから左足シュートを放ち、ゴール右ポストに当てながらゴールネットを揺らした。

■「何が何でも点を取る姿勢しびれた!」

 この新川の執念を感じさせる連続キャンセルからのプロ2ゴール目に対して、SNS上には「一人で!大物!」「ストライカーすぎる」「何が何でも点を取る姿勢しびれた!」「鳥栖の未来、日本の未来やわ」「素晴らしいゴールだった。この悔しさを代表で晴らして」などのコメントが寄せられた。

 試合は2-3で敗れ、鳥栖にとってはJ1昇格争いの中で手痛い敗戦となったが、新川のゴールには称賛の声が多く寄せられ、今後のさらなる進化を確信する者も多かったはずだ。今後、U-22日本代表の活動でチームを一時離脱する新川だが、日本代表ユニフォームを着用しての働きに注目するとともに、帰還後の爆発に期待が集まっている。

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