来季の日本球界復帰の決意を明かした前田健太(C)Getty Images メジャーリーグでキャリアを重ねてきた日本人右腕…

来季の日本球界復帰の決意を明かした前田健太(C)Getty Images

 メジャーリーグでキャリアを重ねてきた日本人右腕の“決断”は、現地でも話題を呼んでいる。

 ヤンキース傘下3Aスクラントンの前田健太は日本時間8月31日放送の「スポーツ リアライブ~SPORTS Real&Live~」(テレビ東京系列)でインタビューに応じ、「今年でアメリカは最後」と来季の日本球界復帰の意向を示した。

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 節目のメジャー10年目となった今季は、開幕から中継ぎ起用が続き、7試合で0勝0敗、防御率7.88。現地時間5月1日に契約下にあったタイガースをDFA(メジャー40人ロースターから外す措置)となった。その後はカブス、ヤンキースのマイナー組織を渡り歩いてきた。

 同番組のインタビューの中で前田は、「今年でアメリカは終わりと決めている。メジャーで20勝しても今年でアメリカは最後と決めていた」と話し、26年の日本球界復帰の想いを明言。「来年は日本に帰りたい。オファーをもらえないとプレーできないので、僕が決めることではないですけど」と決意を口にした。

『米ヤフースポーツ』は、番組内での前田のコメントを紹介し、「2026年はメジャーリーグで投げることはないだろう」と記した。その上で「マエダはMLBキャリアで、7600万ドル以上(約113億円)を稼いだ。アメリカでの成功だ」と強調した。

 同メディアは前田がPL学園(大阪)を経て入団した広島での成績にも触れ「(ポスティングシステムで)ドジャースとの契約を勝ち取ったのは、日本での実績があったからだ」と報じている。2015年には現カブスの鈴木誠也、ヤンキースから復帰した黒田博樹とプレー。その背景も絡めて「マエダにとっては、カープがプロキャリアを締めくくるのに最適な場所になるだろう」と締めくくっている。

 古巣の広島を筆頭に、NPB12球団のファンが注目するマエケンの行方。経験豊富な右腕は、果たしてどの球団で日本復帰を果たすのか。37歳の去就は、大きな注目を集めるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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