22年の皐月賞を制したジオグリフの全弟となるロスパレドネス(牡2、美浦・木村哲也厩舎)が、札幌2歳ステークス(2歳・…

 22年の皐月賞を制したジオグリフの全弟となるロスパレドネス(牡2、美浦・木村哲也厩舎)が、札幌2歳ステークス(2歳・GIII・芝1800m)できょうだい制覇を狙う。

 ロスパレドネスは父ドレフォン、母アロマティコ、母の父キングカメハメハの血統。母は14年の巴賞の勝ち馬。惜しくも重賞には手が届かなかったが、12年の秋華賞と13年のエリザベス女王杯が3着、14年のクイーンSが2着だった。そして全兄のジオグリフは22年の皐月賞、21年の札幌2歳Sの勝ち馬。近親にはアルバートやインティライミ、サンバレンティンやプレミアムボックスなどの活躍馬が並ぶ。馬名の意味由来は「ピラミッド遺跡があるナスカの町名」。(有)サンデーサラブレッドクラブにおいて総額7000万円で募集された。

 6月福島の芝1800mでデビュー。道中は中団で促しながらの追走だったが、徐々にポジションアップ。直線では一枚も二枚も上の決め手で突き抜けた。あの走りを再現できれば、相手強化のここでも十分に好勝負になるはずだ。

 札幌2歳Sのきょうだい制覇となれば、87年の兄ミヨノスピード→88年の弟ミヨノゴールドに続いて2組目だ。兄に続くデビュー2連勝での戴冠を果たし、秋以降の大舞台に羽ばたいてほしい。