現地時間8月31日、オランダ1部エールディヴィジ第4節が行われ、敵地に乗り込んだフェイエノールトが4−0でスパルタに快…
現地時間8月31日、オランダ1部エールディヴィジ第4節が行われ、敵地に乗り込んだフェイエノールトが4−0でスパルタに快勝した。その勝利に大きく貢献したのが、サッカー日本代表FW上田綺世だった。
昨シーズン途中からチームを指揮するロビン・ファン・ペルシー監督のもと、上田は開幕3試合連続でスタメンのCFとして起用。同じく日本代表のDF渡辺剛もピッチに立つ中、前半29分にコーナキックのこぼれ球を左サイドバックのジョーダン・ボスが鮮やかなボレー弾を決める。そして1−0で前半を折り返すと、後半に上田が爆発する。
まずは後半3分、ボックス内中央でMFルチアーノ・バレンテから縦パスを受けると、相手DFを背負った状態から力強くターン。狭いスペースの中で前を向くと、相手GKにシュートコースを塞がれたものの、わずかな隙を突いて、滑り込みながら右足でゴールにねじ込んだ。
直後の後半4分、今度は裏への鋭い抜け出し。ユニフォームを引っ張られて倒され、相手DFのレッドカードを誘発する。そして同20分、ボックス外からのバレンテのミドルシュートを相手GKが弾いたところを嗅覚鋭く詰め、この日、自身2点目をゲット。副審の旗が上がるも、VARチェックの末にゴールが認められた。
試合は4−0で終了。上田はリーグ開幕3試合連続ゴールで通算4ゴールとし、後半31分にお役御免となってベンチに下がった。
■「やっぱ日本の1トップは上田綺世やな」
強引ターンからのスライディング弾に嗅覚鋭い2点目、さらにレッド誘発の活躍を見せた上田のプレーに対して、SNS上には「絶好調上田綾世!!」「This is 上田綺世、さすがすぎる」「上田綺世すぎる2ゴール」「ちゃんと背負って剥がしたのがゴール以上の価値!素晴らしい!」と称賛コメントが続々。日本代表活動直前ということもあり、「結局上田綺世が日本最強のCFか…」「やっぱ日本の1トップは上田綺世やな」と改めて森保ジャパンのエースであることを認める声も多く寄せられた。
これで開幕3連勝で8得点1失点の好スタートを決めたフェイエノールトは、消化試合が1試合少ないながらも首位に立った。フェイエノールト加入後、途中出場が多く、クラブOBや現地メディアからも厳しい声が寄せられている上田だが、「ゴール」という目に見える結果を残し、オランダの地で自らの力を証明し続けている。
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