◇国内女子◇ニトリレディス ゴルフトーナメント 事前(27日)◇北海道CC大沼C(北海道)◇6955yd(パー73)ク…
◇国内女子◇ニトリレディス ゴルフトーナメント 事前(27日)◇北海道CC大沼C(北海道)◇6955yd(パー73)
クマ対策に“オオカミ”が準備された。「モンスターウルフ」という獣害対策ロボットで、大会運営事務局がクマ目撃情報の相次ぐ北海道開催であることを踏まえ、ギャラリー、選手、関係者の安全対策のために投入する。前週に苫小牧市の北海道ブルックスCCで開催された男子ツアー「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」でも投入されたが、女子ツアーでは初の試み。
「モンスターウルフ」はオオカミのはく製のようなロボット。首が生きているように動き、目がLEDで赤く光る。また騒音トラブルレベル「きわめてうるさい音」の約90デシベルの“騒音”を発する仕組みで、ターゲットの獣が慣れてしまわないよう50種類以上の音を備えている。“オオカミ”はレンタルされた1台で、乗用カートに搭載して大会期間中の朝夕にコースを巡回させる。
またその他の対策では7月末から毎朝、スタッフが作業開始前に爆竹を鳴らし、コースを巡回しており、函館中央警察署や自治体、猟友会との連携も強化。ペアリングの各組スタッフに笛、クマスプレーを携帯させる。
国内女子ツアーでは5月の下部ツアー「ツインフィールズレディース」(石川・GCツインフィールズ)最終日にクマが出没して同日のラウンドが中止。レギュラーツアーでも7月「明治安田レディス」(宮城・仙台クラシックGC)のプロアマ戦でクマが目撃され、プロアマ戦と翌日の第1ラウンドが中止になっている。(北海道七飯町/加藤裕一)