◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 最終日(17日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州…

米ツアー初優勝を遂げた岩井明愛

◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 最終日(17日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6497yd(パー72)

日本勢の勢いが止まらない。2打リードの単独首位から出たルーキーの岩井明愛が6バーディ、ボギーなしの「66」をマークし、通算24アンダーで米女子ツアー初優勝を飾った。5月「リビエラマヤオープン」を制した妹・岩井千怜に続く勝利で、ツアー史上初の“双子優勝”を遂げた。

優勝インタビューで「忘れられない日(Memorial day)になった」と話した。さらに2度の2位があった今季の成績に触れつつ「勝てそうな時に勝てなかったのが2回あったので悔しかったですし、きょうもそういうことは考えないようにプレーした。最後まで自分に集中して、きょうは自分に打ち勝った気がした」と自分の言葉を振り絞った。

今シーズンの日本人優勝者は竹田麗央(ブルーベイ選手権)、西郷真央(シェブロン選手権)、岩井千、山下美夢有「AIG女子オープン」に次いで5人目。日本人としては24人目となり、本大会では岡本綾子(1986年)、宮里藍(2010年)、宮里美香(2012年)に続き4人目となった。

岩井明は前半3番、4番とグリーンを外すピンチをしのぐと、5番(パー5)から2連続バーディを奪取。2打リードのまま折り返したサンデーバックナインは、7打差から猛追した岩井千らに一時は1打差に詰められながら4バーディを重ねて後続を突き放した。

7位から7打差を追った岩井千怜は2イーグル6バーディ、2ボギーと猛追。フィールドベストの「64」をマークし、通算19アンダーの3位で今季3回目のトップ10フィニッシュを決めた。

岩井千と同組でプレーした竹田麗央は「73」とスコアを落として10アンダー23位。勝みなみは「71」で7アンダー38位。渋野日向子は「75」で2アンダー61位。吉田優利は「72」で1オーバー65位だった。