選手を休ませながら、前に進めている藤川監督(C)産経新聞社 セ・リーグ首位の阪神は8月12日の広島戦(マツダ)に2-9と…

選手を休ませながら、前に進めている藤川監督(C)産経新聞社

 セ・リーグ首位の阪神は8月12日の広島戦(マツダ)に2-9と大敗。鯉キラーで知られた大竹耕太郎が5回途中9安打7失点と崩れたが、変則オーダーにも注目が高まっている。

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 大竹は敵地マツダで試合前まで無傷の7連勝中だったが、この日は広島打線につかまった。

 3回に末包昇大の左前適時打、二死一、二塁からはエレフリス・モンテロにチェンジアップを捉えられ、6号3ランを献上。5回にも小園海斗、末包の適時打を許し、KOとなった。

 一方、打線では変則オーダーにも注目が集まった。本塁打、打点トップの主砲、佐藤輝明、首位打者争いを繰り広げる中野拓夢がこの試合では先発オーダーから外れた。

 チームではこれまでも大山悠輔、森下翔太など主力に"積極的休養"を与えてきたが、夏休み期間中のゲームで子どもたちも観戦を楽しみに訪れる貴重な機会とあって、SNS上では嘆きの声も一部に散見された。

 また先発から外れながら、二塁手、中野は6回の守備から途中出場となったことで、この点にも、現在31号をマーク、令和初の三冠王も視野に入れた佐藤輝の打撃シーンを見たかったという声も。XなどSNS上では「中野さんは何で途中から出したのかな?」「広島は意地、見せたな!」「坂本さんは休ませなくていいの?」など、先の試合では2つのパスボールなど、疲労の色が目立ち始めた虎の正妻を気遣う声も上がった。

 ただ試合では代役4番を務めた前川右京が4打数2安打1打点のマルチ安打と、しっかり結果も残した。

 常に先を見据えたチーム作りに定評がある指揮官が優勝マジック「28」のチームをどう前に進めていくのか。今後も注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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