日々人々を楽しませる大谷。その真骨頂である二刀流に“期限”はやってくるのか(C)Getty Images 大谷翔平が「長…

日々人々を楽しませる大谷。その真骨頂である二刀流に“期限”はやってくるのか(C)Getty Images

 大谷翔平が「長く続けたい」と追い求める投打二刀流はどこまで見られるのか。その大衆の心を刺激するパフォーマンスの行く末に、ドジャースの幹部が口を開いた。

【動画】まるで火炎放射器のような威力!大谷翔平が160キロ連発で圧巻の8奪三振

 現地時間8月10日、ドジャースの専門メディア『Dodgers Nation』の取材に応じたアンドリュー・フリードマン編成本部長は、2度に渡る右肘手術を経験し、今シーズンから二刀流を本格的に再始動した大谷が「今後8年間、投手を続けるつもりでいる」と明言した。

 今季もここまでは順調にビルドアップは進んでいる。現地時間6月16日のパドレス戦で、前代未聞となるメジャーリーグでの“リハビリ登板”を果たして以来、着実に投球するイニング数を増やしている大谷は、防御率2.37、WHIP1.11、奪三振率11.84と圧巻の数字を記録。これをナショナル・リーグトップの42本塁打を放ちながらこなしている点は、もはや驚きでしかない。

 無論、加齢とともに肉体は無理が利かなくなってくる。ゆえにいつかは「その時」が訪れるわけだが、23年12月に10年契約を締結したドジャースの上層部に「二刀流を諦めさせる」という考えは微塵もない。獲得に大きく携わったフリードマン編成本部長は、「毎試合後に彼の状態を評価していくのが重要になる。我々は非常に計画的に事を進めていて、今後もそれを積み重ねていくつもりだ。だから、どこで(二刀流が)止まるかはまだ分からない」と持論を展開している。

「投球フォームや身体の反応など、試合後に得られるさまざまな情報を引き続きモニタリングしていく。それがどこまで、そして何を意味するのかは、まだはっきりとは分からない。ただ、我々は、この先の8年(契約が満了する33年までの投手起用を)で可能な限り、それ(二刀流を)実現させたいと思っている」

 あとどれだけの期間、大谷の真骨頂である二刀流を楽しめるのか――。名門ドジャースが青写真を描いた偉才の近未来に興味は尽きない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「一部ではブーイングもあったが…」3戦連発42号の大谷翔平、かつての本拠地は「かなり好意的な反応」“凱旋試合”でさすがの一発

【関連記事】“1147億円男”に「もううんざり」 米識者が目立つ緩慢さに苛立ち「ジャッジやオオタニのように模範を示さなければいけない」

【関連記事】「追い出された感じだった」トレード移籍のメイが明かした“心境”に「非難されるべきではない」ド軍メディア指摘