第61回CBC賞(10日/GIII、中京芝1200m)には、北九州記念を制して連勝を狙うヤマニンアルリフラ、函館スプリントS2着のジューンブレア、昨年3着のグランテストなどが出走予定。
本記事では、出走各馬の追い切りを診断し、高評価の有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ワイドラトゥール」を取り上げる。
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■ワイドラトゥール
主に芝1600~2000メートルで活躍した母ワイドサファイアに、ケンタッキーダービーやドバイWCなど世界の名だたるダートの中距離GIを7勝もしたカリフォルニアクロームを配合して誕生したのが同馬。牝馬だけにパワーばかりが前面に出る可能性こそ低くとも、もっとバランスの良い中距離型の可能性が高かったはずだが、同馬は父系の奥底に眠る溢れんばかりのスピード因子の影響をもろに受けた。
ただし、その反動からなのかスタミナは皆無。結果、距離への融通性は皆無。芝1400メートル以下のスペシャリストなのだ。また溜めに溜めて一脚にかけるタイプ。展開待ちの身ではあるが、極上のスピードを備えている。
今回は約3カ月ぶりのレースで、7月半ばから乗り込みを開始しじっくり調整。芝での最終追いは近2走(愛知杯1着、ヴィクトリアマイル11着)を踏襲している。まるで飛んでいるかのように3F34秒1-1F11秒0を計時し、5F62秒9(馬なり)は自己ベスト更新と仕上がりに抜かりはない。前が潰れる流れなら勝機も十分。
総合評価「A」
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