ランバートの153km直球を逆らわずに右翼席へ■巨人 ー ヤクルト(5日・東京ドーム) 巨人のリチャード内野手が5日、東…

ランバートの153km直球を逆らわずに右翼席へ

■巨人 ー ヤクルト(5日・東京ドーム)

 巨人のリチャード内野手が5日、東京ドームで行われたヤクルト戦の7回、4号同点ソロを放った。試合終盤に飛び出した一発に、本拠地は大興奮に包まれた。

 驚愕のアーチをかけた。巨人が1-2と劣勢で迎えた7回、2死走者なしでリチャードが打席に立つと、カウント1-2からの4球目、ランバートの外角153キロ直球を逆らわずに振り抜いた。打球は勢いが衰えることなく、巨人ファンの待つ右翼スタンド中段に突き刺さった。

 右手を掲げてガッツポーズしたリチャードは笑顔でダイヤモンドを一周した。ナインと力強くハイタッチするなか、阿部慎之助監督と右手で歓喜を共有した。しかし、その直後に阿部監督が右肩を痛めたのか、左手で肩を抑える場面もあった。

 秋広優人内野手と大江竜聖投手の交換トレードでソフトバンクから加入した26歳。5年連続でウエスタン・リーグの本塁打王を獲得するなど、2軍では“無双”しているが、なかなか1軍では結果が出せていなかった。それでも、移籍後の初戦で今季1号を放つと、2号も逆転3ラン、7月21日阪神戦での3号3ランはその後のサヨナラを呼び込むなど、大事な場面でアーチをかけている。(Full-Count編集部)