「時は来た!ドラフト指名を待つ男たち」

西浦 颯大(明徳義塾高・外野手)
にしうら・はやと
右投左打 178㎝70㎏ 1999年5月21日生

甲子園出場4回で33打数12安打6打点。2年夏にはグランドスラムも放った名門・明徳義塾の右翼手。右中間の当たりをも難なく捕球する守備範囲の広さや、高校通算29本塁打の長打力に注目が集まるが、そこを支えるのは50メートル走5秒9、遠投110メートル、背筋力225キロ・スイングスピード148キロといったようなトータル的身体能力の高さがある。

その西浦は熊本県八代市出身。市立鏡西部小3年時に軟式・小川キングリバースで野球を始め、6年時にはNPB12球団ジュニアトーナメント・福岡ソフトバンクジュニアにも選出された。市立鏡中では熊本北リトルシニアでプレー。3年時には侍ジャパンU-15代表に選出され、WBSC U-15ワールドカップにも出場。全試合で3番・中堅手として出場し31打数13安打8打点1本塁打と「外国人選手は僕らとパワーが違った」と感想を漏らした世界の中でも堂々と渡り合っている。

高知・明徳義塾高入学後も5月の春季四国大会で出場するなど早くから頭角を現し、1年秋からは中軸に定着。特に2年夏の甲子園では14打数6安打5打点でチームのベスト4進出に大きく貢献。最終学年では調子の上下幅に苦しみながらも、甲子園では10打数3安打1打点1盗塁。状態を大舞台に合わせてきた。

現在も「このままでは通用しない」と、上の世界を見据えた自らの課題を的確に捉え、練習に取り組む日々を過ごす西浦。その真摯な姿勢は、まさにプロ向きといえるだろう。10月26日は自分が幼少期に憧れたプロ野球の世界で「子どもたちに夢を与えられる選手になる」夢実現への第一歩。走攻守に抜群のセンスを持つ俊足外野手は、その瞬間を襟を正して迎える。