(26日、第107回全国高校野球選手権三重大会決勝 津田学園1―0津商) 「たった1点だけど、ものすごく大きな1点」。…
(26日、第107回全国高校野球選手権三重大会決勝 津田学園1―0津商)
「たった1点だけど、ものすごく大きな1点」。津田学園の佐川竜朗監督が胸をなで下ろしたのが、六回の攻撃だ。
2死一、二塁、8番の正木瑛真が2球目の直球を中前へはじき返す。二塁走者が本塁で捕手とのクロスプレーになったが、間一髪、生還した。
各打者は重心を後ろに残すイメージで打ち、攻めあぐんでいた。正木もそこまで2三振。だが、この打席は「目線を下げ、前で打つイメージでいった」。虎の子の1点をもぎ取った。
6年ぶりの甲子園。この日は3失策したが、エース桑山晄太朗を中心とした堅い守備がチームカラーだ。正木は「甲子園では守備からつくっていく野球をめざす」と力強く話した。(山田佳毅)