アキ…

 アキレス腱を断裂する選手が相次いで発生した昨シーズン。先日、ミルウォーキー・バックスからウェイブされたベテランガードのデイミアン・リラードもその1人であり、彼はインディアナ・ペイサーズとのプレーオフ1回戦でアクシデントに見舞われた。

 すでにバックスの一員ではなくなったリラードだが、球団との間に残されていた2年1億1300万ドル(162億5200万円)の契約は残っており、向こう5年にかけて支払いが行われる予定。家族がいるポートランドに戻って治療に専念できることもあり、現地メディア『The Athletics』によると、本人は落ち込むどころか喜んでいるとも報じられている。

 すでに彼の次なる移籍先には複数の球団が名乗りを上げ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、マイアミ・ヒート、加えて古巣のポートランド・トレイルブレイザーズなどがコンタクトをしている模様。約1週間後に35歳を迎えること、そしてアキレス腱断裂という二つの要因から、リーグ周辺では契約自体を危ぶむ声も。この件について、リラードは自身のXで次のように語った。

「もし彼らがこの時点で“ギャンブル”って言うなら、ジャックポット(大当たり)だって教えてやりな」


 リラードの投稿は、受傷前のパフォーマンスを十分に発揮できるという、彼なりのアピールでもあるのだろう。復帰時期については依然として不透明だが、リラードの獲得に成功したチームが得るのは“当たり”か“外れ”か、今後も注目が集まりそうだ。

【動画】昨季のオールスターにも選出されたリラード!