7月…
7月5日、有明アリーナで「日本生命カップ2025(東京大会)」が開催され、男子日本代表(FIBAランキング21位)がオランダ代表(同54位)と対戦。70-78で惜しくも日本の黒星となった。
前半はチームの軸である3ポイントシュートがテンポ良く決まり、2ケタリードをつかむ場面も見せていた日本。しかし、後半からはオランダの強固なディフェンスを前に攻めあぐねる時間が続き、第4クォーターでは11-24と失速してしまう。若手メンバーを多く投入したこともあり、その後も主導権は奪い返せず、オランダとの1戦目を終えている。
試合後のインタビューに登場したトム・ホーバスHC(ヘッドコーチ)は「たくさんの応援、ありがとうございました!」と、最初にファンへ感謝の言葉。続けて「少しウチのバスケットボールは見えたんですけど」と、試合を振り返り始めた。
「若い選手を経験させるときに、ウチのバスケットボールを続けたくて。みんなすごい頑張ったけど、スコアリングとかが少し足りなかった。けど、みんな頑張りました」
今後のチーム展望について聞かれた指揮官は、「しつこいディフェンスと速いトランジションがしたい」と回答。オランダのディフェンスにターンオーバーを誘われたと回想しながら、「ウチのリズムはあまり上手にいかなかった。けど、明日は相手のプレッシャーに負けたくないです」と、第2戦へと焦点を合わせている。
「こういうゲームは当たり前だけど、勝ちたい気持ちが絶対にあります」と悔しさをにじませた一方、若手選手の活躍にも感心の様子を見せたホーバスHC。なかでも、ゲームハイの13リバウンドをマークした川島悠翔には「すごい良かった。リバウンドもディフェンスも」と、ファンの前で賞賛の言葉を贈った。
加えて、トップチームでのデビュー戦だったテーブス流河やジャン・ローレンス・ハーパージュニアにも言及。思うようにボールをコントロールできない場面も見られたなか、「結構難しかったと思うけど、あの2人は間違いなく、すごい良い選手」と、労いの言葉をかけた。
「明日、熱い応援が必要。明日も本当に勝ちたい。ウチのバスケットボールを見せたい。絶対私たちはヘッドダウンしないです。みんなのために勝ちます!」と、最後にファンへメッセージを残したホーバスHC。明日の第2戦では、ぜひともチームを勝利に導いてもらいたい。
【動画】ゴール下で奮闘した川島を指揮官が賞賛!